熊本県臨床工学技士会

熊本県臨床工学技士会 会長 山田 佳央

熊本県臨床工学技士会は平成5年5月に発足し今年で創立30周年を迎えます。発足時には200名にも満たない会員数でしたが、現在では500名を超える会員で構成される職能団体に成長しました。

 

令和3年5月のコロナ禍真只中「良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律」が公布されました。この法律には医師の働き方改革に関する様々な事項が含まれており、それに伴い私ども臨床工学技士の業務範囲を追加する形で臨床工学技士法の改正も行われております。これによって、新たに追加された業務を行えるように告示研修を受けた臨床工学技士を指し示す「シン臨床工学技士」といった呼称の造語も作られております。

 

令和5年5月8日から新型コロナウイルス感染症は「2類相当」から「5類」に移行になりました。ポストコロナ社会がはじまりました。社会全体としては、政府指針に沿ってニューノーマルと言われる新しい働き方を受け入れ、所得を増やす方向で話は進んでおりますが、医療に関しては全てが厳しい状態です。また、ポストコロナ社会が進んだとしても、医療現場で行なう事は常に同じです。適正と思われる継続可能な診療報酬を求めるためにも、関係各位とスクラムを組み協力し行動しなければならないと考えております。

 

熊本県臨床工学技士会としては、医療技術の向上を目指し「シン臨床工学技士」を増やす事と同時に、ニューノーマルの世の中に対応・適応できるように、コミュニケーションスキルの向上、モチベーションマネージメントスキルの向上、セキュリティースキルの向上を図って行きたいと考えております。今後とも熊本県臨床工学技士会の活動にご理解頂き、ご支援ご鞭撻賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

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